【ベーキングパウダーを入れたのに膨らまないお菓子の謎!】その原因と理由を徹底解説

ベーキングパウダー,膨らまない

1.混ぜすぎ注意!ベーキングパウダーで膨らまない3つの原因

 

この章では、ベーキングパウダーで膨らまない3つの原因を1つずつ解説していきます。

思い当たることがあれば、そこを解決していけるはずです!まずは原因追及をしてみましょう。

 

ベーキングパウダーが膨らまない理由は大きく分けて3つあります。

その3つとは、

 

①ベーキングパウダーの劣化

②生地の混ぜすぎ

③生地の作り置き

 

です。それぞれ解説していきますね。

 

①ベーキングパウダーの劣化

保存するとき、どれだけしっかり蓋をしていても空気中の水分との反応は止められません。その為開封後半年程度で膨らむ力が低下するため、劣化したものは効果が弱くなります。

 

②生地の混ぜすぎ

生地を混ぜすぎるとグルテンが過剰に形成されて生地が固くなり、膨らみにくくなります。その為ふんわりとした仕上がりになりません。また、出来上がったお菓子がパサパサとした食感になってしまいます。

 

③生地の作り置き

ベーキングパウダーは水分と混ざるとすぐに反応を始めるため、そのまま放置してしまうと生地が膨らむ為のガスがどんどん抜けていってしまいます。そのため出来るだけ早くオーブンに入れて焼く事が重要です。

ただし冷蔵庫での保存なら5~6時間程度は問題ないでしょう。

 

この3つのどれか、思い当たることがあればそれが原因で間違いないはずです。

 

この章では、ベーキングパウダーが膨らまない原因をお伝えしました。古いベーキングパウダーはどのくらいだと古いのか、期限を記載した箱を捨ててしまっていたら分からないこともあると思います。そんな方のために次はそのベーキングパウダーが使えるのか?見極めテストの方法を解説していきます。

 

2.古いベーキングパウダーでも使える?簡単見極めテスト方法

 

ベーキングパウダーの劣化でもお話した通り、開封から時間が経つと効果が低下するため、古くなった物を使うと、お菓子の膨らみが悪くなったり、失敗の原因になります。定期的にチェックして効果が低下していないか確認してからお菓子を作る事で成功率を高める事ができます。

 

効果を確認する方法

1.準備するもの

・コップ

・熱湯 100㎖程度

・ベーキングパウダー 小さじ1/2程度

 

2.チェック手順

・コップに熱湯を入れる

・ベーキングパウダーを加える

・反応を観察する

 

3.判断基準

・使えるベーキングパウダー:泡が瞬間的にシュワっと勢いよく出て、5分経過してもパチパチと泡の音が続く

・古いベーキングパウダー:泡の勢いが弱く、すぐに収まる。まったく反応がない。

 

その他の見分け方

・ダマが出来ている、変色している。

・酸っぱいにおいや異臭がする。

・湿気を吸って固まっている。

 

実際に新しい物と古い物を上記方法でGAS発生の状況を写真で撮影。

 

上記の写真の通り、新しいものと古いものとでは発泡の状態が全く違います。

 

このように古いベーキングパウダーが使えるか見極める方法は簡単です。

外観が良好かつ、見極めテストで膨らむ力があれば、まだ使用可能。お菓子を作る前にチェックする事で、不安があれば新しいものを購入してから作るなどして、お菓子作りを楽しいものにしていきましょう。

 

3.ベーキングパウダーで失敗しない!ケーキを膨らませるための秘訣とは

 

誰もが憧れるふんわりと膨らんだケーキ。その仕上がりの裏に、実はベーキングパウダーという小さな魔法の粉が隠れています。しかし使い方を誤ると、せっかくのケーキが萎んでしまったり、焼き色が変化してしまうことも。この章ではベーキングパウダーを使って失敗知らずのケーキを作る秘訣を紹介します。

 

・材料

・生地の扱い方

・適切な使用量と焼く時の温度

 

・材料

ベーキングパウダーは開封後半年以内の新しいベーキングパウダーを使用しましょう!

これは先ほどもお話した通り、開封してからは徐々に劣化が進んで膨らむ力が弱くなってしまうからです。

 

また、バターや卵を使う際は常温に戻しておきましょう。時間の無い時など、冷蔵庫から出してそのまま使ってしまいがちですが、常温に戻す事で実は生地の膨らみを良くする効果もあるので、ぜひここも注意してみてください。

 

・生地の扱い方

混ぜすぎ注意!粉っぽさが消える程度にサッと混ぜるだけで十分です。混ぜすぎるとグルテンが形成されて膨らみにくくなります。

また、ベーキングパウダーは水分と混ざると膨張反応が始まるので、生地を混ぜたら放置せずにオーブンに入れて焼きましょう。

 

・適切な使用量と焼く時の温度

ベーキングパウダーはレシピに示された量を守る。意外と知られていませんが、多く入れすぎると内部に空洞が出来てしまったなどの原因で逆にしぼんでしまう事があります。その為適量を守る事が大事になります。

焼く時の温度も重要でレシピ通りの予熱や焼き時間を守る事が重要です。温度が低いとベーキングパウダーの化学反応が十分に進まずにガスが発生できずに膨らみにくくなったり、温度が高すぎると表面だけ早く固まって内部の膨張が阻害され、焼き菓子が均一に膨らまなくなったりします。

 

これらの3つの秘訣を守る事で驚くほどお菓子の仕上がりは変わってくるはずです。

 

この章では、ベーキングパウダーを使って失敗知らずのふわふわケーキを作る秘訣を紹介しました。ベーキングパウダーの使い方を正しく理解し、適切に使用することで誰でも焼き色の綺麗なふわふわケーキを手軽に作る事ができます。

 

4.知りたい!米粉とベーキングパウダーの相性のポイント

 

米粉とベーキングパウダーの組み合わせは、ふんわりとして、もちもちしっとりなお菓子を作るための鍵となります。この相性をうまく活かすことで、小麦粉で作る時とは違う焼き菓子が実現できます。しかし米粉の選び方にはコツが必要。米粉の特性を理解し、ベーキングパウダーとの反応を最大限に引き出す事で、小麦粉のお菓子とは違う食感を楽しみましょう。

 

相性のポイント

 

①ふんわりした仕上がり

小麦粉と違いグルテンを含まないため、弾力は出にくいですが軽くてふんわりとした食感のケーキになります。

 

②もちもち感

米粉特有のもちもち感を保ちながら、ベーキングパウダーで軽さを加える事で、蒸しパンやパンケーキなどがもちもちふんわり食感に仕上がります。

 

③しっとり感

米粉は水分を多く吸収する特性があり、しっとり食感が得られます。そこにベーキングパウダーを加える事で、更に柔らかさが増します。

 

ただし注意点も…

 

・米粉は吸水率が製品によってまちまちなので、ケーキ作りに適した吸水率の低い物を使いましょう。

・粒子が細かいのでダマになりにくいですが、水分と混ざりにくい性質があるので、ベーキングパウダーを加える前に乳化するまでしっかり混ぜる事もポイントです。

・水分量が多すぎると仕上がりが重くなったり、逆に水分が少なすぎると膨らみにくくなる為、水分を足す時は少量から生地の様子を見ながら調整しましょう。

 

ポイントと注意点をしっかり守ればふわふわ、もちもちしっとりなケーキも夢ではありません。

 

米粉とベーキングパウダーの相性を活かすには、水分量の適切な調整、適切な混ぜ方が重要です。これらのポイントを押さえる事でふわふわで口当たりの良い、美味しい焼き菓子を作る事ができます。米粉の特性を理解し、ベーキングパウダーとの相乗効果を引き出すことで、小麦粉をしないお菓子にもぜひ挑戦してみてください。

 

5.メーカーやショップによって違いがあるの?ベーキングパウダー徹底比較

 

お菓子つくりに欠かせないベーキングパウダー。一見すると同じように見えるこの製品ですが、実はメーカーやショップによって違いがあるのをご存じでしょうか?どのように膨らむのか、焼き色や見た目など、様々な観点から各社の製品を比較すると、意外な発見があるかもしれません。今回は10種類のメーカーと、お手軽100円ショップで買えるベーキングパウダーを徹底比較し、それぞれの特徴をご紹介します。あなたのお菓子つくりのヒントが見つかるかもしれません。

 

・ショップ

ダイソー

Seria

 

メーカー

富澤商店

アイコクベーキングパウダー

アリサン(ラムフォード)

辻安全食品

パイオニア企画

共立食品

風と光

オリエンタル酵母株式会社

日清製粉ウェルナ

鈴商(ロイヤルベーキングパウダー)

 

これらを購入、マフィン(時間があればパンケーキ)を作って写真と図解を載せながら説明。

 

メーカーやショップが違えば、仕上がりもこれだけ違ってきます。

 

ベーキングパウダーの比較を通じて、各メーカーが持つ特徴を確認することができました。膨らみ具合や焼き色、見た目の違いは、最終的に製品の味わいや質感、見た目に大きく影響します。自分に合ったベーキングパウダーを見つけることで、お菓子つくりがより楽しく、より美味しくなるでしょう。次回のお菓子作りには、比較した内容を参考にしてみてください。

 

6.ベーキングパウダーってどうやって保存するの?正しい保存の仕方

 

お菓子つくりに欠かせないベーキングパウダー。ふんわりとした仕上がりを生み出すはずが、正しい保存方法を知らないと、その効果が半減してしまう事もあります。一度に使い切ることが少ないため、湿気や空気にさらされて劣化しやすいのが特徴です。この章では、ベーキングパウダーを長持ちさせるための正しい保存方法や注意点について詳しくご紹介します。

 

「高温多湿を避けて冷暗所に保存」

 

書いてある保存方法ですが、これが本当に基本です!

更にジップロックや密閉容器に入れて乾燥剤を使用し、湿気を防ぐとより効果的です。

 

ただし冷蔵庫や冷凍庫はNG!

温度変化によってより湿気てまい、品質が劣化する可能性があります。

 

7.種類いろいろ 用途別ベーキングパウダーの紹介

 

焼き物用

オーブンやフライパンを使用するお菓子に適しています。

焼き色がキレイに仕上がる製品。一般家庭向けのベーキングパウダーなどは基本的に焼き物に適している物です。

 

アイコク / ベーキングパウダー赤プレミアム450gポリ: イースト・添加物 | 製菓・洋菓子材料の通信販売サイト TFOODS.COM

 

蒸し物用

生地中で多くのガスを発生させ、かつ加熱後もガス発生が早いタイプの物。塩化アンモニウムを使用しているのでアンモニア臭が気になる場合も…一般的なベーキングパウダーでも蒸し物は出来ますが、こちらだと色が白くきれいに仕上がります。

 

アイコク / アイコクイスパタ極(2kg): イースト・添加物 | 製菓・洋菓子材料の通信販売サイト TFOODS.COM

 

イスパタ / 30g | 膨張剤・香料・色素・凝固剤・添加物,ベーキングパウダー・膨張剤,イスパタ | 通販 富澤商店

 

揚げ物用

ドーナツを作る時に浮上時間やボリューム、食感を良くする様にできている、賛成材配合のベーキングパウダー。

 

アイコク / ベーキングパウダーFアップ(2kg): イースト・添加物 | 製菓・洋菓子材料の通信販売サイト TFOODS.COM

 

冷凍用

一般的なベーキングパウダーだど生地冷凍中にガスが発生してしまい、いざ焼いた時に膨らまなくなってしまいますが、こちらは冷凍中のガス保存性に優れていて、熱反応性が良く効果的にガスを発生させる様に出来てきます。

 

アイコク / ベーキングパウダー 冷凍用フリーザ(2kg): イースト・添加物 | 製菓・洋菓子材料の通信販売サイト TFOODS.COM

 

どら焼き・ロールケーキ向け

焼き色が濃く出るように出来ているので焼きまんじゅうやどら焼きに適しています。またソフト感とボリュームを出す様にできていて、ロールケーキの生地にも適しています。

 

アイコク / ベーキングパウダーMKD(2kg): イースト・添加物 | 製菓・洋菓子材料の通信販売サイト TFOODS.COM

 

それぞれ販売しているサイトを紹介します。リンクを貼ります。

 

ベーキングパウダーは、用途や製法に応じて様々な種類が開発・製造販売されています。作るお菓子によって使い分ける事で、手作りお菓子がびっくりするくらい美味しく仕上がります。

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